スケーターとキャリーケースの関係性
今回は少し違った角度からのテーマです。
皆さんは、キャリーケースをどのくらいの頻度で使用するでしょうか?
旅行や出張など、年に数回という方もいるでしょう。
フィギュアスケートをしているとキャリーケースを使用することがよくあります。
私は試合のときはいつもそれで荷物を持ち運んでいます。
テレビで選手たちがゴロゴロとキャリーケースを引きながら、
会場に入っていく様子を見たことがある方もいるかもしれません。
試合のときは、スケート靴、衣装、トレーニング着、防寒着など荷物が多いです。
そして何より、重いのです。
スケート靴は両足で3kg前後あるそうです。
荷物全てをリュックやトートバックに入れると、試合会場に着いただけで疲れてしまいます。(もちろんキャリーケースを使っていない人もいます。)
試合以外で普段の練習時でも、スケート靴を持ち運ぶときは登場することがあります。普段練習しているリンクでは、個人で借りられるロッカーがあるので
荷物はそこに置いておくことができます。
しかし、試合前などほかのリンクに練習に行く場合、スケート靴は持ち運ばなければいけません。そのようなときも私はキャリーケースで移動しています。
このように、日常的とまではいきませんが、
ある程度の頻度で使っているとどうなるか。
キャリーケースの扱いが上手くなるのです!
重いキャリーケースを転がせ、街中を移動したり、
電車を乗り継いだりすることは楽なことではありません。
私はこれまでフィギュアスケートを続けることで
キャリーケースとともに移動するにあたって
・歩いているときにあるちょっとした段差をスムーズに乗り越える方法
・エスカレーターや階段で流れを止めずに持ち運ぶ方法
・電車内で揺れたときに流されない方法
などを身につけることができました。思わぬ副産物です。
試合会場に向かうときにはゴロゴロさせながら、
「よし、頑張ろう」と少し気持ちを上げてくれる。
そんなキャリーケースは私にとって相棒のような存在でした。