気づいたら10年打ち込んでいた元スケーターの備忘録

元大学生フィギュアスケーターが10年間のスケート人生を通じて感じたことを、当事者ならではの視点から書いたり、そんな私の感性に刺さったモノを紹介します。

スケーターとキャリーケースの関係性

今回は少し違った角度からのテーマです。

 

皆さんは、キャリーケースをどのくらいの頻度で使用するでしょうか?

旅行や出張など、年に数回という方もいるでしょう。

 

フィギュアスケートをしているとキャリーケースを使用することがよくあります。

私は試合のときはいつもそれで荷物を持ち運んでいます。

テレビで選手たちがゴロゴロとキャリーケースを引きながら、

会場に入っていく様子を見たことがある方もいるかもしれません。

 

試合のときは、スケート靴、衣装、トレーニング着、防寒着など荷物が多いです。

そして何より、重いのです。

スケート靴は両足で3kg前後あるそうです。

荷物全てをリュックやトートバックに入れると、試合会場に着いただけで疲れてしまいます。(もちろんキャリーケースを使っていない人もいます。)

 

試合以外で普段の練習時でも、スケート靴を持ち運ぶときは登場することがあります。普段練習しているリンクでは、個人で借りられるロッカーがあるので

荷物はそこに置いておくことができます。

しかし、試合前などほかのリンクに練習に行く場合、スケート靴は持ち運ばなければいけません。そのようなときも私はキャリーケースで移動しています。

 

このように、日常的とまではいきませんが、

ある程度の頻度で使っているとどうなるか。

キャリーケースの扱いが上手くなるのです!

重いキャリーケースを転がせ、街中を移動したり、

電車を乗り継いだりすることは楽なことではありません。

 

私はこれまでフィギュアスケートを続けることで

キャリーケースとともに移動するにあたって

・歩いているときにあるちょっとした段差をスムーズに乗り越える方法

エスカレーターや階段で流れを止めずに持ち運ぶ方法

・電車内で揺れたときに流されない方法

などを身につけることができました。思わぬ副産物です。

 

試合会場に向かうときにはゴロゴロさせながら、

「よし、頑張ろう」と少し気持ちを上げてくれる。

そんなキャリーケースは私にとって相棒のような存在でした。