気づいたら10年打ち込んでいた元スケーターの備忘録

元大学生フィギュアスケーターが10年間のスケート人生を通じて感じたことを、当事者ならではの視点から書いたり、そんな私の感性に刺さったモノを紹介します。

スケートにまつわるお金の話

フィギュアスケートをしている、と人に言うと

「お金かかるでしょ...?」と結構な頻度で言われます。

そんなことから今回は、気になっている人も多いであろう

スケートにまつわるお金の話を少ししたいと思います。

 

たくさんあるスポーツの中で

「お金があまりかからない」「結構かかる」にわけるとすると、

フィギュアスケートは「結構かかる」の方に入るのではないかと思います。

 

習い事の1つとして、週1回の教室のような形でやるとしたら

最初のスケート靴を買う以外はそこまでかからないかもしれません

しかし、クラブに入って毎日のように練習し、試合に出るとなると話は違ってきます。

 

ひとつの例として、私の経験から

フィギュアスケートを続ける過程で何にお金がかかるか挙げてみようと思います。

 

スケート靴→1年に1回程買い換えます

クラブの貸切代→一般営業時間外で曲をかけて練習する貸切

先生の月謝→私の先生は一回の練習ごとの計算だったので、貸切にいけばいくほど金額は上がります

一般滑走代→貸切とは別に、一般営業の時間に滑るときは別で料金がかかります

ロッカー代→スケート靴を毎回持ち帰るのは重いので、リンクに個人で借りられるロッカーがあります

シャープニング代→スケート靴の刃を年に数回研ぎます

試合の参加費→お金を払って試合に参加しています

遠征費→試合が遠方だった場合、交通費や宿泊代がかかってきます。先生に来てもらう場合は先生の分も払います

衣装代→サイズが変わったときや、プログラムをかえたときにかかってきます

振り付け代→頻繁にかかるものではありませんが、新しいプログラムを作るときにかかります

 

ほかにも諸々ある気がしますが、

毎月かかるものと、そうではないものを含め代表的なものはこんなところです。

ざっと挙げただけでもとても多いです…。

 

大学でスケートを続ける中で、このお金について考える機会が増えました。

アルバイトで稼いだお金もすぐにスケート代でとんでしまいます。

ちょっと友達と出かけたり、買い物をするお金のとびかたは比にならないほどの

とびかたでした

 

私の中で、スケートとアルバイトの関係性は

上達するためにもっとスケートの練習をしたい→お金がよりかかってしまう→アルバイトで稼がなきゃ→練習する時間が減り、体の疲れも取れなくなってしまう→スケートとの両立難しい...    というものでした。

 

このバランスをどうとるかということとはずっと付き合っていました。

スケートにかかった金額を合計すると

どれだけ海外旅行に行けただろうと思ったことも何度もあります。

 

ただ、フィギュアスケートでの多くの経験は、単純にお金の話だけではないものです。もちろん海外旅行などほかの経験でも同様だと思いますが。

 

将来自分の子どもがスケートをしたいと言ったら、何年続けるかにもよりますが

大変だろうなと思います、、、。